こんばんは。
みなさま、ゴールデンウィークはいかがでしたでしょうか?
チェリーは静岡市の釣り友達に誘われて伊豆半島に行ってきました。
釣りを始めてから常々言っておりました。
「釣り人たるもの行きつく所は磯!!」
わたくし、ついに磯る時がやって参りました。
磯!しかも静岡が誇る本場
伊豆の磯でございます。
ルアーでヒラスズキ? いえいえ、違います。
磯といえば
メジナ釣りでございます。
東では「メジナ」西では「グレ」と言われています。
グレは全国で大会なんかも良く開かれているとか。
というわけでコマセとオキアミを使った「磯のフカセ釣り」でございます。
ルアーしか知らない人は
「なーんだ、餌釣りなんてコマセ撒いて餌投げておけば魚釣れるんじゃないの?」と思う方もいるかと思われます。
とんでもない!ヾ(`◇´)ノ彡☆
サラシ周辺の潮の流れを見ながらコマセを流し込み、5メートル以上もある長竿でサラシ周辺のタナをハリスで調整をしながらの釣り。
必ずラインをたるませて魚の着く場所へウキフカセを流していきます。
(激しいサラシの中で、道糸をたるませてフカセの位置を維持するのはテクニックがいります)
オキアミは1流しごとに交換、常にフウキカセの動き(アタリ)を凝視しながらの釣りです。
磯、サーフ、エギング、アユ友釣り、サビキ・・・etc。
あらゆる釣りをやってるお師匠様曰く
「これは投げて巻くルアーより、はるかに奥が深く難しい釣り」なんだそうです。
でも、それが実に面白いのです!
オキアミの付け方(これも目の良いメジナに通した針を見破られないようにやり方がある)を教えて貰い、長い竿とフカセの位置の操作に苦戦しながら流しこんでいきます。
しばらくするとフカセが「スゥ~・・・」っと消えた瞬間。。。
「来た!アワセて!」
お師匠様の声で、慌てて鬼アワセ(笑)
上がって来たのは手の平より少し大きいサイズのメジナ。
この位だとサイズが小さいのでフカセの沈みが微妙で分かりにくい(汗)
リリースサイズなので海へ帰して再開。
この後もメジナのリリースサイズが続きます。
磯釣り5回目の女友達は大きなスズメダイを上げてます(笑)
この日はスパイクブーツで正解。
その後も小振りなメジナが来るも水温が低いせいか?
お師匠様
「今日の磯は、いつもより渋い」との事。
良い日に当たると大きなメジナが入れ食いで二桁は行くらしいです。
メジナですが、女友達とお師匠様が言うには
「激ウマ」との事。
刺身はもちろん、煮ても良し焼いても良しで
「メジナは絶対に美味しい!」と言ってます。
「う~ん、メジナが黒くて想像がつかん。。。」
今度は手前のゴロタのヘチ際をネチネチと攻めていると
ゴゴン!と手ごたえのあるアタリが。
魚の姿が水面に上がってくるまで何だかわかりません。
ソイ??でした。
お師匠様
でかいカサゴと判断が迷ったようですが、この直後模様が灰色とこげ茶のソイのまだらに変わったのでムラソイという事になりましたが・・・
(この磯はムラソイも出るらしいです)
まぁ、どっちでもいいですわ~(笑)
めでたい初根魚ゲッチュ。
合わせた直後にモーレツな勢いで岩礁帯に潜り込もうとしました。
そうはさせるかとゴリ巻きで上げてやりました。
写真で見ると、あれれ? カサゴちゃん?(笑)
後ろを振り返ると徹夜の女友達は、なんと岩の上で超爆睡(笑)
良くこの上で寝られるなーと感心
この後、お師匠様にヒット!
キョーレツな竿の曲がりでタモ準備。
上がって来たのは、なかなかの大きさの
仁座鯛(ニザダイ)
尻尾の模様から「三の字」と呼ばれているそうです。
こんな魚見た事ないぞ~(笑)
そう思いながら今度はサラシの向こう側へフカセを流していると、大きなアタリが。
お師匠様
「メジナのアタリだ!」
魚の落下が恐いのでタモ入れをして貰うと
やっとサイズアップの
メジナが釣れました。
本などで見るとメジナって黒い魚のイメージがありましたが、綺麗な群青色。
しかも目まで
ブルー! まるでイギリス人みたいです。
怪しい釣り人。
ここで後ろでスリーピングだった彼女がお目覚め(笑)
場所を移動しながら釣りをしてると、友達にヒット!
竿を曲げながらタモ入れして貰うと、何と良型の
ブダイ。
思わぬゲストに女友達大喜び。
これも見た事ないぞ~こんなカラフルな魚も(笑)
合間に「リリースサイズ君」や「食べません君」が来たりして、あっという間に時間が過ぎていきます。
夕方になって磯初体験のチェリーは疲れ果てて早くも納竿(笑)←ヘタれ女
タモの番人をしながら他の磯釣人のラストスパートを楽しみに待つ事に。
この後、女友達にも本命のメジナが来ました~♪ 楽し~い。
しばらく無反応が続きましたが、夕まずめにお師匠さんの竿がブチ曲がります!
根に潜られそうになりながら上がってきたのは
とっても大きな
イラ!
とんでもない魚の重量と、このゴジラのような歯。
ブダイといいイラといいい本当にカラフルで、まるで南の島の魚みたい。
変わった魚が1尾釣れるごとにみんなでワイワイ。
うっひゃ~~、めっちゃ楽しいです! 伊豆の磯。
狙って釣れる魚では無いらしくて、珍しいので写真を撮ってもらう事に。
この魚、頭の方がもの凄く重くて大きさはこんな感じです。
頭ボサボサだぁ~(笑)
この後、ヘチ際をネチネチやってたお師匠様の竿がまた曲がります。
タモに入ったのは大きなムラソイ。
お腹のあたりがタケノコメバルみたいな模様だったけど、これはソイだろうとの事。
ここでお師匠様もメジナ狙いは終了。
夕方から向こう側でエギングの練習をしていた女友達の様子を見に行きます。
友達がシャクリやカウントの仕方を教わりながら頑張っていると何やら騒いでいます。
それは磯が暗くなる日没直前です。
タモを持って行くと、ついに悲願のアオリイカげっと!
(師匠が「エギカラーは匿名で」との事で、モノクロでお許しを・・)
友達の大喜びが頂点に。
彼女のあまりの興奮ぶりに写真を撮ったったわ~(笑)
「キャー!嬉し~い」見てくれい、この嬉しそうな顔。
この日の磯は本命のメジナ以外にも日没まで、これでもかと色んな魚を出してくれました。
やはりこれが
恐るべし伊豆の底力!
帰りは3人で沼津の美味しいラーメンを食べて帰ってきました。
今回は観光とは違う伊豆を思いっきり楽しんで来ましたよ~。
伊豆最高!